サムティ---1Q減収なるも、不動産ソリューション事業は好調に推移

材料
2024年4月16日 13時51分

サムティ<3244>は15日、2024年12月期第1四半期(23年12月-24年2月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.4%減の217.57億円、営業利益が同71.9%減の4.52億円、経常損失が27.99億円(前年同期は20.22億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が26.02億円(同22.27億円の損失)となった。

不動産開発事業の売上高は前年同期比27.4%減の66.51億円、営業利益は同32.5%減の12.40億円となった。自社ブランド「S-RESIDENCE」シリーズ等の企画開発・販売を行っている。当第1四半期においては、5物件の販売用不動産を販売した。

不動産ソリューション事業の売上高は同456.8%増の89.92億円、営業利益は同332.0%増の10.04億円となった。収益不動産等の取得・再生・販売を行っている。当第1四半期においては、10物件の販売用不動産を販売した。

海外事業の売上高は同96.4%減の4.01億円、営業損失は1.52億円(前年同期は14.19億円の利益)となった。海外における投資、分譲住宅事業を行っている。2021年11月期より販売を開始したベトナム国ハノイ市におけるスマートシティ分譲住宅事業プロジェクトについては、販売が順調に進捗している。また、プロジェクトの好調を受け、新たにホーチミン市での分譲住宅事業に参画し、2024年7月より販売を開始する予定。

不動産賃貸事業の売上高は同14.3%減の14.93億円、営業利益は同0.3%減の6.00億円となった。マンション、オフィスビル、商業施設の賃貸を行っている。当第1四半期において物件取得が順調に推移し、7物件、約89億円の収益物件を取得したほか、16物件の開発物件を竣工した。

ホテル賃貸・運営事業の売上高は同26.1%増の29.31億円、営業損失は8.19億円(同7.88億円の損失)となった。ホテルの賃貸及び管理を行っている。当第1四半期において、「メルキュール東京羽田エアポート」等をはじめとした同社グループが参画するホテルは21物件となった。当第1四半期においては、国内観光需要の回復や、訪日外国人観光客の増加により、保有・運営ホテルの稼働率、客室単価は回復傾向にある。

不動産管理事業の売上高は同54.5%増の12.87億円、営業利益は同5.3%増の0.61億円となった。マンション、オフィスビル、商業施設の管理を行っている。

2024年12月期通期については、売上高が2,050.00億円、営業利益が210.00億円、経常利益が139.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が114.00億円とする2024年1月24日に公表した連結業績予想を据え置いている。同社は、当期より決算期(事業年度の末日)を毎年11月30日から毎年12月31日に変更している。決算期変更の経過期間となる当期は、2023年12月1日から2024年12月31日までの13ヵ月の変則決算となる。そのため、2024年1月15日に公表の12ヵ月決算をベースとした業績予想に、2024年12月1日から2024年12月31日までの1ヵ月間の業績予想を加味し、13ヵ月間の通期業績予想数値としている。また、対前期増減率については記載していない。

《SI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.