明日の為替相場見通し=FRB当局者の発言と中東情勢を注視

通貨
2024年4月16日 17時28分

今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言で上下動する展開が見込まれる。中東情勢が一段と緊迫化した場合は、有事のドル買い需要が拡大して上値を広げる可能性もありそうだ。予想レンジは1ドル=154円10~155円10銭。

海外ではFRBのジェファーソン副議長の講演や、ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁の講演が予定されているほか、パウエル議長によるディスカッション・イベントでの発言機会も控えている。一連の米経済指標を受けて後退した利下げ観測がどう変化するのか注視されそうだ。イスラエルとイランの対立が更にエスカレートした際、原油相場が水準を切り上げるかどうかも、米国の物価動向を巡る市場の見方に影響を及ぼすことから、引き続き神経質な局面が続く公算が大きい。もっとも政府・日銀による円買い介入警戒感自体は継続するとみられ、155円に接近した局面では上値を重くする可能性も高い。

海外ではこのほか、ドイツの4月ZEW景況感指数や、ユーロ圏の2月貿易収支、米3月鉱工業生産指数、米3月住宅着工件数が公表される予定となっている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.