3月の米住宅着工件数、住宅市場の回復が踊り場にあることを示唆

経済
2024年4月17日 0時38分

この日発表の3月の米住宅着工件数は132.1万件と、前月比で減少した。金利が高水準に張り付いていることから住宅需要が一服しており、一戸建て住宅の着工件数は約3年ぶりの大幅減少となった。集合住宅はパンデミック初期以来の低水準。

ここ数カ月は建設ラッシュが続いていたが、建設業者は一息ついた可能性があり、新築住宅の在庫は2008年以来の水準に上昇している。既に建設中の一戸建て住宅数は昨年5月以来の高水準に増加しており、建設業者は新たに住宅着工を進めていない可能性がある。完工件数も減少しており、建設業者が現在のプロジェクトに集中していることを示している。

今回の統計は住宅市場の回復が踊り場にあることを示している。住宅ローン金利は7%前後でほぼ安定しており、買い手も売り手も、これがニューノーマルであると徐々に受け入れつつある。

*米住宅着工件数(3月)21:30

結果 132.1万件

予想 148.5万件 前回 154.9万件(152.1万件から修正)

*米住宅建築許可件数

結果 145.8万件

予想 150.0万件 前回 152.3万件(151.8万件から修正)

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