16日の米株式市場の概況、NYダウ7日ぶり反発 押し目買いもパウエル議長発言重荷

市況
2024年4月17日 8時11分

16日の米株式市場で、NYダウは前日比63.86ドル高の3万7798.97ドルと7日ぶりに反発した。直近で調整が続いていたことから、主力株の一角に押し目買いが入った。ただ、討論会に出席した米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、米国のインフレが高止まりしている状況について触れ、金融引き締め環境の維持を示唆したことで早期の利下げ観測が後退。米金利は上昇し、株式市場の重荷となった。

ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が買われ、ボーイング<BA>やウォルト・ディズニー<DIS>、トラベラーズ<TRV>が堅調に推移。モルガン・スタンレー<MS>が水準を切り上げた。一方、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>とJPモルガン・チェース<JPM>が売られ、バンク・オブ・アメリカ<BAC>やシティグループ<C>が冴えない展開となった。

ナスダック総合株価指数は19.768ポイント安の1万5865.251と3日続落した。アップル<AAPL>やテスラ<TSLA>が下落。ウィントラスト・ファイナンシャル<WTFC>が軟調だった。半面、半導体関連は総じて高く、エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、ブロードコム<AVGO>が上昇し、アプライド・マテリアルズ<AMAT>やラム・リサーチ<LRCX>がしっかり。スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>は急伸した。このほか、マイクロソフト<MSFT>が底堅く、ネットフリックス<NFLX>やマカタワ・バンク<MCBC>が上値指向を強めた。

出所:MINKABU PRESS

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