株価指数先物【昼】 -2σ水準では自律反発狙いのロングの動き
日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の3万8410円(+0.05%)前後で推移。寄り付きは3万8620円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8465円)を上回り、買い先行で始まった。直後に付けた3万8660円を高値に軟化し、中盤にかけて下げに転じると、一時3万8180円まで下落幅を広げる場面も見られた。ただし、売り一巡後は終盤にかけて持ち直し、前日の終値を挟んだ値動きとなった。
日経225先物は自律反発狙いのロング優勢で始まったが、13週移動平均線をキープできず、ロング解消の動きとともに、短期的なショートも入ったとみられる。ただし、一時3万8180円まで売られるなか、ボリンジャーバンドの-2σ(3万8150円)に接近したことから、改めて自律反発狙いのロングに向かわせた形だろう。戻りの鈍さが意識される局面ではショートが入りやすいものの、-2σ水準までの調整を経て、押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.31倍に上昇した。前日の低下場面で52週線や200日線、2月の直近安値水準まで低下したこともあり、いったんはNTショートを巻き戻す動きに向かわせているようである。ただし、下向きで推移する-2σを中心とした-1σと-3σとのレンジが続いており、NTロングへの転換には見極めが必要だろう。
株探ニュース