東京株式(前引け)=続落、国内外の金利上昇警戒も下値抵抗力発揮
17日前引けの日経平均株価は前営業日比66円75銭安の3万8404円45銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億4881万株、売買代金概算は2兆2487億円。値上がり銘柄数は392、対して値下がり銘柄数は1206、変わらずは54銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウが下げ止まったことを受け、寄り付きは買い優勢で始まり、日経平均は3万8600円近くまで水準を切り上げたが、その後は不安定な値動きとなった。米長期金利の急上昇に加え、国内金利も上昇傾向をみせており市場センチメントを冷やしている。もっとも下値に対する抵抗力も発揮し、前場段階では、日経平均はほぼ寄り付き天井の形となっているものの、値を消した後に先物を絡め買い戻され一時プラス圏に迫る場面もあった。結局前引けはマイナス圏で引けた。値下がり銘柄数が全体の7割強を占めている。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が売り買い交錯もやや売り優勢、アドバンテスト<6857>も軟調に推移した。東京電力ホールディングス<9501>、さくらインターネット<3778>なども下値を探った。マネーフォワード<3994>が大幅安、LINEヤフー<4689>も安い。半面、ディスコ<6146>が商いを伴い高く、ソシオネクスト<6526>も売り物をこなし頑強。レゾナック・ホールディングス<4004>が商いを伴い大幅高、三菱重工業<7011>も買いが優勢だった。ネオジャパン<3921>が値を飛ばし、TOWA<6315>も物色人気。インターアクション<7725>も大きく上昇した。