<マ-ケット日報> 2024年4月17日

市況
2024年4月17日 16時39分

17日の市場は日経平均が大幅に3日続落。終値は前日比509円安の3万7961円で2月14日以来の安値となった。昨日の米国株は高安まちまちで材料とならなかった。日経平均は開始早々に100円ほど上げた後は買いが続かずすぐにマイナス圏へ。FRB議長が「引き締め的な水準を維持する」と発言したことが影響した模様。後場に入ると米長期金利が一段と上昇するとの懸念が強まり下げ幅をみるみる拡大。結局、3万8000円の大台を割り込む安値引けとなってしまった。

昨日の米国市場は値頃感からの買いが入りダウ平均は7日ぶりに小反発した。ダウ平均は前日までの6日連続安で1100ドル以上も下落しており、目立った材料のないこの日は押し目を買う動きがじわりと広がった。ただ、買いに勢いがなかったのは長期金利が高止まりしたままで、むしろまだ上昇する気配を見せていることであろう。ダウ平均が上がったのも指数寄与度の高い一部主力株の急伸がそうさせた面がある。金利に弱いナスダック指数は3日続落となっている。

さて、東京市場は連日の株安で調整色が一段と強まる展開となっている。長期金利上昇圧力が続く米国情勢が気になり、買い戻しが途切れたとたんに下値を広げる動きとなってしまった。午後にオランダの半導体製造装置大手ASMLの売上高が事前予想を下回ったことが伝わり下げが加速。半導体人気に支えられてきた面があるだけに、またひとつ株高の前提が狂う状況となっている。(ストック・データバンク 編集部)

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