アボット・ラボ、好決算も株価は軟調 ガイダンスの上方修正に物足りなさ=米国株個別

材料
2024年4月17日 22時59分

(NY時間09:56)(日本時間22:56)

アボット・ラボ<ABT> 105.38(-3.83 -3.51%)

医薬品や医療機器のアボット・ラボ<ABT>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。医療機器の売上高が好調だった。ガイダンスでは通期の1株利益の見通しのレンジ下限を上方修正した。

フォードCEOは「第1四半期の業績は今年度の好調なスタートを反映しており、通年の売上高と1株利益の予想を引き上げた。医療機器と既存医薬品の好調な結果を含め、当社の既存事業は5四半期連続で2桁の成長を達成した」と述べた。

ただ、株価は軟調。通期の1株利益と売上高のガイダンス上限を引き上げなかったことに物足りなさを感じている模様。ただ、血糖モニター「リブレ」の23%増収など、医療機器部門の4部門で2桁の増収を達成しており、年内は強い勢いが続く可能性があるとの指摘も出ている。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):0.98ドル(予想:0.95ドル)

・売上高:99.6億ドル(予想:98.9億ドル)

栄養事業:20.7億ドル(予想:20.9億ドル)

診断薬:22.1億ドル(予想:22.3億ドル)

ウイルス検査関連:2.04億ドル(予想:1.45億ドル)

医薬品:12.3億ドル(予想:12.4億ドル)

医療機器:44.5億ドル(予想:43.3億ドル)

糖尿病治療:15.7億ドル(予想:15.4億ドル)

・既存事業売上高(ウイルス検査関連除く):10.8%増(予想:9.4%増)

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):1.08~1.12ドル

(通期見通し)

・1株利益(調整後)4.55~4.70ドル(従来:4.50~4.70ドル)(予想:4.62ドル)

・既存事業売上高(ウイルス検査関連除く):8.5~10.0%増(従来:8.0~10.0%増)(予想:8.9%増)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.