17日の米株式市場の概況、NYダウ反落 ASML決算受け半導体関連に売り
17日の米株式市場では、NYダウが前日比45.66ドル安の3万7753.31ドルと反落した。オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディング<ASML>が発表した2024年第1四半期決算で、受注が大きく落ち込んだことが明らかになった。半導体などハイテク株の売りを促し、全体相場の重荷となった。半面、この日米財務省が実施した20年債入札が堅調な結果となり、米長期金利の上昇が一服したことは相場の下支え要因となった。
トラベラーズ<TRV>が急落。インテル<INTC>が売られ、アルコア<AA>とアボット・ラボラトリーズ<ABT>、Apiグループ<APG>は水準を切り下げた。一方、ユナイテッドヘルスグループ<UNH>とゴールドマン・サックス・グループ<GS>、マクドナルド<MCD>が堅調に推移し、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス<UAL>とズオラ<ZUO>が大幅高となった。
ナスダック総合株価指数は181.878ポイント安の1万5683.373と4日続落した。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>とエヌビディア<NVDA>が売られ、アプライド・マテリアルズ<AMAT>やラム・リサーチ<LRCX>が下値を探った。アーバン・アウトフィッターズ<URBN>が冴えない展開となり、JBハント・トランスポート・サービシズ<JBHT>とオートデスク<ADSK>、セージ・セラピューティクス<SAGE>が急落した。半面、アルファベット<GOOG>がしっかり。アメリカン・エレクトリック・パワー<AEP>やペプシコ<PEP>が高い。