概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は7日ぶりに反発、成長予想の修正も改めて好感

市況
2024年4月19日 9時58分

【ブラジル】ボベスパ指数 124196.18 +0.02%

18日のブラジル株式市場は7日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比25.03ポイント高(+0.02%)の124196.18で引けた。日中の取引レンジは123396.53-125140.22となった。

中盤はマイナス圏に転落したが、終盤は再び買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、成長予想の修正も改めて好感されたもようだ。一方、指数の上値は重い。米利下げ期待の後退が外資の流出懸念を強めた。また、通貨レアル安の進行も圧迫材料となった。

【ロシア】MOEX指数 3455.82 +0.05%

18日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.75ポイント高(+0.05%)の3455.82ポイントで引けた。日中の取引レンジは3436.95-3457.46となった。

軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、欧州市場の上昇も好感された。一方、指数の上値は重い。米利下げ期待の後退などが指数の足かせとなった。また、インフレ率の加速も引き続き嫌気された。

【インド】SENSEX指数 72488.99 -0.62%

18日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比454.69ポイント安(-0.62%)の72488.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同152.05ポイント安(-0.69%)の21995.85で取引を終えた。

プラス圏で推移した後は後半売りに押された。外国人投資家(FII)の売り越しが足かせに。FIIはこの日まで4日連続の売り越しとなった。また、昨夜の米ハイテク株の下落を受け、IT関連に売り圧力も強まった。

【中国本土】上海総合指数 3074.23 +0.09%

18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.84ポイント高(+0.09%)の3074.23ポイントと続伸した。

前日の好調地合いを継ぐ流れ。中国経済対策の期待感が引き続き支えとなっている。国家発展改革委員会の劉副主任は17日、第1四半期に経済と社会の発展は良いスタートを切ったとしたうえで、マクロ政策の実施に力を入れていくと強調した。先ごろ公表された1兆人民元(約21兆3000億円)規模の超長期特別国債発行計画に関しては、すでに予算が割り振られたことも明らかにしている。また、中国当局は最近、景気対策の一環として、消費財の買い替えや大規模設備の更新に向けた促進策を打ち出した。ただ、上値は限定的。米中対立の激化が依然懸念されている。

《CS》

提供:フィスコ

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