話題株ピックアップ【夕刊】(3):クリングル、第一商品、サーキュ

注目
2024年4月19日 15時20分

■クリングルファーマ <4884>  571円  +7 円 (+1.2%)  本日終値

クリングルファーマ<4884>が反発。この日の寄り前、東北大学との間で実施した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者に対して組み換えヒトHGFタンパク質製剤を投与する第2相臨床試験の追加解析として、検体試料のバイオマーカー解析に関する共同研究契約を締結したと発表しており、好材料視された。治験で取得した検体試料について神経変性や神経炎症のバイオマーカーを測定し、HGF投与による効果を検証することが目的で、効果の検出しやすい患者集団の特定など、次相試験のデザイン策定に重要な情報が得られることが期待されるという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■第一商品 <8746>  169円  +2 円 (+1.2%)  本日終値

第一商品<8746>が動意。この日午前、イスラエルがイランにミサイル攻撃を行ったことが伝わった。中東情勢への警戒感から足もと金価格が上昇しており、金地金の販売や買い取りを手掛ける同社に思惑的な物色が向かったようだ。

■サーキュレーション <7379>  687円  +7 円 (+1.0%)  本日終値

サーキュレーション<7379>は朝高後に軟化。18日取引終了後、シンプレクス・ホールディングス<4373>との間で資本・業務提携すると発表した。両社は今年1月に資本・業務提携に向けた基本合意書の締結を発表しており、協議や検討を重ねてきた経緯がある。発表を受けてサーキュ株はこの日、一時11.8%高の760円まで上昇したが、その後は全体波乱相場のなか値を消す展開となった。

■エル・ティー・エス <6560>  2,320円  +23 円 (+1.0%)  本日終値

エル・ティー・エス<6560>は小動き。この日午前、花王<4452>と生成AIに関するハッカソンを開催したと発表した。マーケティングとトレンドデータ分析のアプリケーションのプロトタイプを開発したとしており、今後有用性が確認されたものについて技術検証と実用化を検討していくという。

■セレコーポレーション <5078>  3,900円  +10 円 (+0.3%)  本日終値

セレコーポレーション<5078>が後場動意。一時8%近く上昇し、上場来高値を更新した。同社はきょう午後2時ごろ、長期経営ビジョン「ビジョン2030」を策定したと発表したことが材料視されたもよう。ただ、買い一巡後は全体相場の軟調地合いが影響するかたちで押し戻された。最終年度となる30年2月期の数値目標は、連結売上高を400億円(24年2月期実績は231億300万円)、連結営業利益を40億円(同16億3700万円)に設定。アパート専門メーカーとして、東京圏・若者・鉄骨造アパートに絞り込み、圧倒的シェアを誇るニッチトップ企業を目指すとしている。

■光世証券 <8617>  662円  -88 円 (-11.7%)  本日終値

光世証券<8617>が後場に急落した。19日午後2時、24年3月期の単体決算を発表。営業収益は前の期比3.4倍の14億9800万円、最終損益は3億7700万円の黒字(前の期は3億9700万円の赤字)となった。1~3月期でも大幅な増収、黒字転換を果たした。ただ直近の証券セクターでは、良好な決算速報値を示す企業が相次いでいた。黒字転換は想定の範囲内と受け止められ、好材料出尽くしとする売りが優勢となったようだ。

■レアジョブ <6096>  681円  -37 円 (-5.2%)  本日終値

レアジョブ<6096>が大幅反落。18日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、最終損益が従来予想の4億円の黒字から3億円の赤字(前の期1億9400万円の黒字)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出た。資格スクエアの株式取得時に発生したのれん及びその他資産や、児童生徒向けオンライン英会話サービスに係るソフトウェアなどに関して減損損失を計上したことが要因という。なお、子ども・子育て支援事業において売上原価が想定を下回ったことから、営業利益は6億円から6億9000万円(前の期比3.0倍)へ上振れたようだ。

●ストップ高銘柄

コンヴァノ <6574>  1,080円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

エコモット <3987>  553円  -100 円 (-15.3%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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