ネットフリックスが決算受け下落 来期から加入者数などの報告を停止と発表=米国株個別

材料
2024年4月19日 22時37分

(NY時間09:35)(日本時間22:35)

ネットフリックス<NFLX> 569.85(-40.71 -6.67%)

ネットフリックス<NFLX>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。有料会員数の伸びも予想を大きく上回り好調な決算となった。北米での有料会員数の伸びが予想以上に堅調だった。オリジナル番組の好調とパスワード共有の取り締まりにより予想以上に新規顧客を獲得し、2020年以降で最高のスタートを切った。

ただ、株価は下落。第2四半期の売上高見通しが予想に届かなかった点が嫌気されているほか、来年の第1四半期から四半期ごとの加入者数と加入者1人当たり売上高の報告を停止すると発表したこともネガティブに捉えている模様。また、第2四半期に有料会員数の伸びが鈍化するとの見通しを示したことも嫌気されている模様。

これらの指標は長らくウォール街が同社の業績を評価する主要な方法だったが、同社は売上高や利益といった伝統的な指標に焦点を移そうとしている。経営陣は引き続き主要な加入者数のマイルストーンは報告する予定。

アナリストからは「来年から四半期ごとの加入者数を開示しないという動きは、あまり良い結果をもたらさないだろう。昨年見た加入者の伸びを考えればなおさらだ」とのコメントも出ていた。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益:5.28ドル(予想:4.52ドル)

・売上高:93.7億ドル(予想:92.6億ドル)

・営業利益率:28.1%(予想:25.7%)

・有料会員数:+933万(予想:+484万)

北米:+253万人(予想:+98.8人)

EMEA:+292万人(予想:+158万人)

南米:+172万人(予想:+83.7万人)

アジア・太平洋:+216万人(予想:+148万人)

・FCF:21.4億ドル(予想:18.7億ドル)

(4-6月・第2四半期見通し)

・1株利益:4.68ドル(予想:4.54ドル)

・売上高:94.9億ドル(予想:95.1億ドル)

・営業利益率:26.6%(予想:25.4%)

(通期見通し)

・売上高:13~15%増収

・FCF:約60億ドル(予想:64.9億ドル)

・営業利益率:25%(従来:24%)(予想:24.1%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.