アメックスが決算を受け上昇 プレミアムカードに需要旺盛=米国株個別

材料
2024年4月19日 23時56分

(NY時間10:53)(日本時間23:53)

アメックス<AXP> 226.56(+9.06 +4.17%)

アメックス<AXP>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。同社のプレミアム・クレジットカードに消費者が殺到した。スクエリCEOは「消費額が高く、信用度の高い顧客を引き続き獲得している」と述べた。同社は第1四半期に最大の共同ブランド・パートナーであるデルタ航空<DAL>とのクレジットカードを刷新すると発表。特典追加には高い年会費がかかる。消費者はこのような商品を求め続けており、第1四半期の新規口座獲得の70%は手数料のかかるカードだった。純カード手数料も急増した。

カイレックCFOはインタビューで「航空券への支出は第1四半期に9%急増したが、これはファーストクラスやビジネスクラスのような、いわゆるフロント・オブ・キャビンの航空券の予約が後押しした」と述べた。また、「プレミアム商品への需要も衰えていない」と述べた。

貸倒引当金を前年よりも多い13億ドルを積み立てたが、業界全体のクレジットカード延滞率が2012年以来の高水準に達したことを受けての措置。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益:3.33ドル(予想:2.96ドル)

・経常収益:158.0億ドル(予想:157.7億ドル)

・総取扱高:4192億ドル(予想:4193億ドル)

・総費用:113.9億ドル(予想:115.8億ドル)

・貸倒引当金:13億ドル

・カード獲得費用:37.7億ドル(予想:39.7億ドル)

・カード会員融資額:1266億ドル

(通期見通し)

・1株利益:12.65~13.15ドル(予想:12.83)

・経常収益:9~10%増

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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