クリアルが大幅反発、初の海外案件としてシドニー近郊の物流施設開発プロジェクトに投資
クリアル<2998>が大幅反発している。前週末19日の取引終了後、初の海外ファンド案件としてオーストラリア・シドニー近郊の物流施設開発プロジェクトにプライベートクレジットによる投資を実行したと発表しており、好材料視されている。プロジェクトはシドニー近郊のレジデンスと商業施設が混在するエリアに所在する、77のセルフストレージと8つの倉庫からなる総額3950万豪ドルの物流施設開発プロジェクトで、投資金額は非開示。同社では今回の投資をきっかけに、オーストラリア市場の案件創出を加速するとともに、グローバル展開の拡大を図るとしている。
同時に、東京都港区の販売用不動産を売却すると発表しており、これも好材料視されている。売却価格は24年3月期連結純資産推計値の30%相当額以上となるとしており、引き渡しは5月31日の予定。なお業績への影響額は、25年3月期業績予想に織り込む予定としている。