ダウ先物は上昇 IT・ハイテク株に買い戻し=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:48)(日本時間21:48)
ダウ先物 38430(+222.00 +0.58%)
S&P500 5032.50(+28.75 +0.57%)
ナスダック100先物 17292.50(+111.75 +0.65%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100は上昇しており、反発して始まりそうだ。特に時間外で先週末に急落したIT・ハイテク株に買い戻しが出ており、全体をサポートしている。特段の買い材料も見当たらないが、今週から大手ITの決算が始まる中で値ごろ感の買いが出ているようだ。
今週はテスラ<TSLA>、メタ<META>、マイクロソフト<MSFT>、 そしてアルファベット<GOOG>などの企業が決算発表を控えている。テスラはさほど期待できそうにないが、その他のAI関連銘柄はそれなりの数字が期待されているようだ。それに対して市場がどう反応するか注目される。
ベライゾン<VZ>が時間外で上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。予想以上に個人向けの電話顧客を失ったものの、ワイヤレス・サービス収入が伸びた。
テスラ<TSLA>が時間外で下落。週末に中国、欧州、米国で相次ぎ自社モデルの値下げを実施した。それに加え今回はソフトウエアも値下げに踏み切った。販売不振で在庫が積み上がっていることが背景にある。
セールスフォース<CRM>が時間外で上昇。企業向けデータ管理サービスを手掛けるインフォマティカ<INFA>との買収交渉が頓挫したと伝わった。条件面で折り合わなかった。この報道を受けて同社株は上昇の一方、インフォマティカ株は下落。
(NY時間08:58)(日本時間21:58)時間外
ベライゾン<VZ> 41.37(+0.88 +2.17%)
セールスフォース<CRM> 279.50(+9.13 +3.38%)
インフォマティカ<INFA> 33.46(-1.73 -4.92%)
アップル<AAPL> 166.13(+1.13 +0.68%)
マイクロソフト<MSFT> 399.71(+0.59 +0.15%)
アマゾン<AMZN> 176.84(+2.21 +1.27%)
アルファベット<GOOG> 156.48(+0.76 +0.49%)
テスラ<TSLA> 140.79(-6.26 -4.26%)
メタ<META> 488.25(+7.18 +1.49%)
エヌビディア<NVDA> 771.60(+9.60 +1.26%)
AMD<AMD> 147.77(+1.13 +0.77%)
イーライリリー<LLY> 728.01(+1.70 +0.23%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース