ベライゾンが決算 ワイヤレスサービス収入が堅調 株価は下げに転じる=米国株個別

材料
2024年4月22日 22時56分

(NY時間09:54)(日本時間22:54)

ベライゾン<VZ> 39.79(-0.70 -1.73%)

ベライゾン<VZ>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの1株利益は予想を上回った。予想以上に個人向けの電話顧客を失ったもののワイヤレスサービス収入が伸びた。ヴェストバーグCEOは「われわれは財務ガイダンスを順調に達成し、消費者向け後払い電話純増数は年間でプラスになる」と述べた。

同社はここ数年、加入者数の伸びでライバルに遅れをとっている。勢いを取り戻すためにデータ無制限プランの料金設定を簡素化し、ネットフリックスやマックスのストリーミング・プランをバンドルするなどの特典を提供してきた。第1四半期に個人顧客を15万8000件減少させたが、落ち込みは前年よりも少なく、消費者部門は第1四半期としては2018年以来の業績を上げた。ワイヤレス・サービスの売上は3.3%増の195億ドルで、値上げとプレミアム・プランを選択する人が増えたことが寄与した。

一方、固定ワイヤレス加入者は増加し、20万3000人の個人と15万1000件の企業が加入した。これにより、同社のブロードバンド・インターネット加入者数1110万人のうち、同サービスを利用する顧客数は340万人となった。

アナリストによると、固定ワイヤレス技術は業界全体の最近のブロードバンド増加の90%以上を占めており、携帯電話会社を後押ししているという。

ただ、株価は上昇して始まったものの直ぐに戻り売りに押され下げに転じている。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):1.15ドル(予想:1.12ドル)

・売上高:330億ドル(予想:332億ドル)

コンシューマ:251億ドル(予想:253億ドル)

法人向け:74.0億ドル(予想:74.1億ドル)

ワイヤレス:246.6億ドル(予想:265.7億ドル)

ワオヤレス・サービス:195億ドル(予想:194.7億ドル)

ワオヤレス機器:53.6億ドル(予想:56.4億ドル)

・FIOS:+5万3000件(予想:+6万0000件)

・EBITDA(調整後):121.0億ドル(予想:120.6億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):4.50~4.70ドル(予想:4.57ドル)

・ワイヤレス・サービス:2.0~3.5%

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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