グリコが反落、システム障害の影響長期化を懸念した売りに押される
江崎グリコ<2206>が反落している。22日の取引終了後、同社グループで発生したシステム障害に関する直近の状況について開示した。3日に基幹システムを切り替えた際に発生したシステム障害を受け、チルド食品(冷蔵品)に関して現在、一部の受発注と出荷業務に影響が出ているという。18日に物流センターにおける業務の一部を再開したものの、出荷に関するデータの不整合などが発生。想定していた受注に対して処理が間に合わず、出荷業務を再度停止した。5月中旬の再開を目指して復旧作業に努めるとしたうえで、24年12月期の連結業績への影響は現在、精査中とした。問題の長期化を懸念した売りが優勢となっている。チルド食品以外の商品の出荷業務に関しては、継続して行っているとしている。