UPSが決算受け上下動 人員管理と配送ルート再編が実を結び始める=米国株個別
(NY時間10:05)(日本時間23:05)
UPS<UPS> 146.88(+1.52 +1.05%)
貨物輸送のUPS<UPS>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。利益については宅配便の人員管理と配送ルートの再編が実を結び始めた。通期の売上高のガイダンスは維持している。
トメCEOは声明で「米国の1日平均貨物取扱量は四半期を通して改善を示した。この先、販売量と売上高が再び伸びることを期待している」と述べた。
同社は先月2026年の売上高が前年比25%増の1140億ドルに達するとの目標を発表した。今月には米郵政公社と航空貨物の主要プロバイダーとなる契約を締結したと発表。この契約は年後半に発効する。
株価は時間外で上下動したものの、通常取引は上昇して始まっている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.43ドル(予想:1.30ドル)
・売上高:217.0億ドル(予想:218.3億ドル)
米小包:142.3億ドル(予想:144.0億ドル)
国際小包:42.6億ドル(予想:42.8億ドル)
サプライチェーン:32.2億ドル(予想:31.8億ドル)
・営業利益率:8.0%(予想:7.47%)
・貨物当たり売上高:13.73ドル(予想:13.87ドル)
・1日平均貨物取扱高:2120万件(予想:2112万件)
・総貨物取扱高:13.4億件(予想:13.2億件)
(通期見通し)
・売上高:920~945億ドルを維持(予想:930.3億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース