ロッキードが決算 戦闘機やミサイル・システムの納入が増える 株価は下げに転じる=米国株個別

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2024年4月23日 23時59分

(NY時間10:58)(日本時間23:58)

ロッキード<LMT> 460.82(-0.52 -0.11%)

ロッキード・マーチン<LMT>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスは従来予想を維持している。戦闘機やミサイル・システムの納入が増えた。

マレーブCFOは「売上高だけではなく、すべての指標において、ガイダンスを達成するための準備はかなり整っていると感じている」と語った。

同社は声明で「1590億ドルの受注残には複数の大規模な国家安全保障宇宙契約が含まれている。引き続きF-35プログラムの実行に注力しており、顧客やサプライヤーと協力してTR-3の機能を実装している。また、TR-3構成の最初の航空機の納入に向けた進捗に勇気づけられている」と述べた。

米下院が土曜日にウクライナ、イスラエル、台湾支援法案を可決したが、本日に採決予定の上院を通過し、バイデン大統領の署名を経て成立すれば、同社は1桁台の売上増となる可能性があるとの指摘がアナリストから出ている。同社にとってイスラエル向け支援が、F-15やF-35戦闘機の受注を押し上げる可能性があるという。

ただ、株価は上昇して始まったものの、直ぐに戻り売りに押され下げに転じている。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):6.33ドル(予想:5.78ドル)

・売上高:172.0億ドル(予想:159.7億ドル)

ミサイル・火器管制:29.9億ドル(予想:26.8億ドル)

航空・戦闘機:68.5億ドル(予想:66.0億ドル)

ロータリーおよびミッション:40.9億ドル(予想:37.6億ドル)

宇宙:32.7億ドル(予想:30.5億ドル)

・営業利益(調整後):20.3億ドル(予想:19.1億ドル)

・受注残:1594億ドル

・FCF:12.6億ドル(予想:11.6億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):25.65~26.35ドルを維持(予想:25.87ドル)

・売上高:685~700億ドルを維持(予想:695億ドル)

・FCF:60~63億ドルを維持(予想:62.7億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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