ニューコアが決算受け下落　第２四半期に前期比で減益を見込む＝米国株個別

（NY時間11:46）（日本時間00:46）

ニューコア<NUE>　176.72（-14.92　-7.78%）

鉄鋼のニューコア<NUE>が下落。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、売上高は予想を上回ったものの、１株利益が予想を下回った。同社は９四半期連続で１株利益が予想を上回っていた。また、第２四半期については第１四半期比で減益を見込んでいるとしている。主に製鉄部門が不調が見込まれ、販売量は小幅な増加が見込まれるものの、平均販売価格の低下が影響するとしている。

アナリストは１株利益について、一部は連結会社間の会計処理が影響した面を指摘しているが、それでも今回の数字や見通しは期待外れとみなされるだろうと述べている。

（１－３月・第１四半期）

・1株利益（調整後）：3.46ドル（予想：3.60ドル）

・売上高：81.4億ドル（予想：80.2億ドル）

・平均スクラップ・代替コスト／グロストン：421ドル（予想：399.6ドル）

・外部顧客向け販売量：622万トン（予想：641万トン）

【企業概要】

主に北米で、鉄スクラップを主原料として鉄鋼および鉄鋼製品を製造・販売するほか、製鉄所で使用する直接還元鉄も生産する。また、鉄・非鉄金属の加工や、鉄・非鉄金属・銑鉄・熱間ブリケット鉄・直接還元鉄のブローカー業務も行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース