GEエアロスペースが決算受け上昇 通期営業利益の見通しを上方修正=米国株個別

材料
2024年4月24日 4時21分

(NY時間15:20)(日本時間04:20)

GEエアロ<GE> 161.96(+11.77 +7.84%)

GEベルノバ<GEV> 145.70(+9.01 +6.59%)

GEエアロスペース<GE>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。今回の決算はGEベルノバ<GEV>のスピンオフ完了前の業績を含む。

GEエアロスペース単体では純利益が予想を上回ったほか、受注が110億ドルに拡大した。通期のガイダンスも公表し、売上高は2桁台前半の伸びを見込んでいるほか、営業利益の見通しを62億-66億ドルに上方修正している。

カルプCEOは「航空会社や防衛産業の顧客はいずれも航空機の拡大や近代化を進めており、われわれとの提携を選択することで1500億ドルを超える受注残を増やし、エンジンとサービスのインストールベースを構築し続けている」と述べた。

アナリストは「年明けは低調なスタートとなったが、同社はサービス部門が好調なことからガイダンスを引き上げた」と評価している。

(1-3月・第1四半期)

◆(GEベルノバ含む)

・1株利益(調整後):0.82ドル(予想:0.65ドル)

・売上高:160.5億ドル(予想:152.5億ドル)

・FCF:9億ドル

◆GEエアロスペース単体

・純利益:15億ドル(予想:14.2億ドル)

・売上高:81億ドル(予想:81億ドル)

・受注:110億ドル

・FCF:17億ドル

(GEエアロスペース単体の通期見通し)

・売上高:2桁台前半の伸び

・1株利益(調整後):3.80~4.05ドル

・営業利益:62~66億ドル(従来:60~65億ドル)

・FCF:50億ドル超を維持

【企業概要】

ゼネラル エレクトリック社から航空機エンジン事業を分離して設立された。民間用、および戦闘機・爆撃機・ヘリコプターなどの防衛用航空機エンジンや、防衛用船舶エンジン、統合エンジンコンポーネント、電力および機械式航空機システムを設計・製造・販売する。スペアパーツの販売と、メンテナンス・修理・オーバーホールサービスも行う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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