今日の為替市場ポイント:米国株高を受けてリスク回避の円買いは抑制される可能性も

通貨
2024年4月24日 8時18分

23日のドル・円は、東京市場では154円66銭から154円86銭まで反発。欧米市場では154円88銭まで買われた後、154円58銭まで下落したが、154円84銭で取引終了。本日24日のドル・円は主に154円台で推移か。米国株高を受けて、リスク回避の円買いは抑制される可能性がある。

米S&Pグローバルが4月23日発表した4月総合PMI速報値は50.9に低下した。総合の新規受注指数は3月の51.7から4月は48.4に低下したことが要因とみられる。また、4月製造業PMIは49.9、サービス業PMIは50.9といずれも3月実績を下回った。

製造業とサービス業のPMIが低下したことを受けてインフレ緩和の思惑が浮上し、9月利下げの確率はやや上昇した。ただ、利下げの必要性を高める物価・経済・労働指標は多くないため、年末までに複数回の利下げが実施される保証はないとみられる。利下げ開始の時期はデータ次第であることに変わりはなく、米長期金利は4.5%近辺で下げ渋る展開もあり得る。

《CS》

提供:フィスコ

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