野村マイクロはカイ気配、24年3月期営業利益100億円突破で過去最高大幅更新へ
野村マイクロ・サイエンス<6254>はカイ気配スタートで大幅高。ここ半導体関連全般がリスク回避目的の売りに押されるなか、同社株も冴えない動きを強いられてきたが、きょうは一気に切り返し、目先トレンド転換を鮮明としている。半導体向けを主力とする超純水装置の大手で、生成AI向けを中心とした最先端半導体の需要拡大などを背景に、業績は絶好調に推移している。23日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の96億5000万円から106億円(前の期比62%増)に増額し、初の100億円大台に乗せ過去最高利益を大幅連続更新する見込みとなった。また、好業績を背景に株主還元も強化、24年3月期の年間配当は従来計画に90円上乗せの250円(前期実績は150円)を計画、これがサプライズとなり、投資資金が集中する格好となった。