アーレスティはウリ気配、24年3月期は一転最終赤字・配当減額で失望感
アーレスティ<5852>はウリ気配。23日の取引終了後、24年3月期の連結業績に関し、最終損益が90億円の赤字(前の期は8400万円の赤字)で着地したようだと発表した。これまでは14億円の黒字と予想していた。あわせて、前期の期末配当予想を5円減額しており、失望売りを促したようだ。年間配当予想は15円(前の期比5円増配)となる。
中国のダイカスト事業において、日系自動車メーカーと中国系EV(電気自動車)メーカーとの競争激化を背景とした減産の影響を受けるなか、保有する事業用資産で減損損失を計上する。繰延税金資産も取り崩すこととなった。一方、前期の売上高は計画を30億円上回る1580億円(前の期比12.1%増)で着地する格好となったようだ。