東京株式(前引け)=大幅続伸、欧米株高受け買い戻し加速
24日前引けの日経平均株価は前営業日比777円23銭高の3万8329円39銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億8112万株、売買代金概算は2兆2856億円。値上がり銘柄数は1125、対して値下がり銘柄数は467、変わらずは60銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスクオンの流れが加速、日経平均は急騰しフシ目の3万8000円台を大きく回復した。前日の欧米株市場が軒並み上昇した流れを引き継ぎ、主力株を中心に買い戻す動きが鮮明となった。米国ではテスラ<TSLA>やエヌビディア<NVDA>をはじめマグニフィセントセブンに位置付けられる銘柄が一斉高となり、東京市場でも投資家のセンチメントが改善した。特にここ売り込まれていた半導体セクターのリバウンドが目立つ展開となっている。前引け時点の値上がり銘柄数は全体の68%と7割近くを占めている。
個別では東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>がいずれも商いを伴い大幅高。ソシオネクスト<6526>も切り返した。トヨタ自動車<7203>が値を上げ。ファーストリテイリング<9983>も堅調。野村マイクロ・サイエンス<6254>はストップ高カイ気配。KOA<6999>、ニコン<7731>なども値を飛ばしている。半面、ニデック<6594>が売られ、レゾナック・ホールディングス<4004>が大幅安、北海道電力<9509>が大きく下げるなど電力株も利食われた。アーレスティ<5852>は値下がり率トップに売り込まれた。