新興市場銘柄ダイジェスト:GENDAは大幅に3日続伸、リンカーズがストップ高
<4586> メドレック 118 +2
反発。24年12月期の営業損益予想を従来の14.25億円の赤字から11.83億円の赤字(前期実績9.33億円の赤字)に上方修正している。中枢神経領域の新規医薬品候補「Alto-101」の臨床第1相試験で好ましい薬物動態と忍容性が示され、米創薬ベンチャーAlto社との提携契約で定められていた開発マイルストンを達成、マイルストン収入や有償での治験薬供給が見込まれるため。
<4479> マクアケ 685 -20
大幅に続落。24年9月期第2四半期累計(23年10月-24年3月)の営業損益を0.98億円の赤字(前年同期実績3.78億円の赤字)と発表している。広告宣伝費など販管費のコントロールを徹底し、費用対効果の向上を図ったことが奏功した。通期予想は0.16億円の黒字で据え置いた。上期の赤字は前年同期に比べて縮小したものの、説明資料によると「トップラインの低下により営業損失規模が単四半期で計画を超過」したとされ、売りが先行している。
<4316> ビーマップ 494 +80
ストップ高。東京大学、東京理科大学発のベンチャー企業2社と行っていた「電力使用データ活用の見守りサービス」の中核となる電力データを蓄積・解析して普段と異なる解析結果を検出するAIモデルの開発を終了したと発表している。シニアや単身家族の健康を見守るため、電力使用量をデジタルで計測するスマートメーターの電気利用状況を確認する。今後、協業会社との調整が済み次第、順次サービスの提供を開始する。
<4591> リボミック 84 +1
3日続伸。日本の特許庁に対し、アプタマーとポリエチルオキサゾリンとのコンジュゲート(化学結合による複合体形成)及びその血中半減期延長に関する特許出願を完了したと発表している。アプタマーとポリエチルオキサゾリンとのコンジュゲートが優れた体内動態を示し、ポリエチレングリコール(PEG)の代替化合物となることを見出した。化合物の品質管理が容易であるほか、将来的に低コストでの供給が期待されるという。
<9166> GENDA 3295 +225
大幅に3日続伸。5月31日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げて投資しやすい環境を整え、自社株の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。併せて定款を一部変更し、発行可能株式総数を1億2700万株から2億5400万株に引き上げる。また、連結子会社がアミューズメント施設事業のアメックス(岐阜市)とプレビ(茨城県日立市)を完全子会社化することを明らかにしている。
<5131> リンカーズ 220 +50
ストップ高。オンデック<7360>と業務提携し、M&A支援、プラットフォーム開発、ビジネスマッチングの3領域で相互に協力すると発表している。製造業分野でのM&Aアドバイザリー事業を協同で展開するほか、オンデックが進めている企業提携に係るプラットフォーム開発でリンカーズの技術マッチングのノウハウ・知見を提供する。また、リンカーズのSaaS型ビジネスマッチングシステム「LFB」をオンデックに導入する。
《ST》