フォード、好決算も全体相場に呑み込まれる=米国株個別

材料
2024年4月25日 22時56分

(NY時間09:56)(日本時間22:56)

フォード<F> 12.75(-0.21 -1.58%)

フォード<F>が下げに転じている。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。EBITも予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期のEBITの見通しが予想を上回ったほか、フリーキャッシュフロー(FCF)の見通しを上方修正した。

業績を牽引したのは、最近モデルチェンジした商用のスーパー・デューティ・ピックアップ・トラックの販売が好調で、商業用のフォード・プロ部門の売上が36%増加した。同社で最も収益性の高い同部門はEBIT率16.7%を記録している。

アナリストは今回の決算は自信の「買い」の判断をサポートする有望な結果となったと評している。「コンセンサス予想が上昇し、同社の業績と1株利益に対する信頼感が向上すると見ている」と述べた。「全体的に堅実でクリーンな四半期であり、この先のストーリーに自信を与えるものだ」とも付け加えた。

好決算で序盤は買いが先行したものの、直ぐに戻り売りに押され下げに転じている。ダウ平均が600ドル超の大幅安となる中、同社株も全体相場に呑み込まれているようだ。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):0.49ドル(予想:0.42ドル)

・売上高:427.8億ドル(予想:400億ドル)

フォード・ブルー:218億ドル(予想:240.6億ドル)

フォード・モデルe:1.00億ドル(予想:12億ドル)

フォード・プロ:180億ドル(予想:154.1億ドル)

・EBIT(調整後):28.0億ドル(予想:25.4億ドル)

・EBITマージン:6.5%(予想:5.9%)

(通期見通し)

・EBIT(調整後):100~120億ドル(予想:104.5億ドル)

フォード・ブルー:70~75億ドルを維持(予想:68.6億ドル)

フォード・モデルe:-50~-55億ドルを維持(予想:-54.7億ドル)

フォード・プロ:80~90億ドル(従来:80~90億ドル以上)(予想:84.6億ドル)

・FCF:65~75億ドル(従来:60~70億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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