アメリカン航空は決算受け上昇 ガイダンスに安心感=米国株個別

材料
2024年4月25日 23時41分

(NY時間10:40)(日本時間23:40)

アメリカン航空<AAL> 14.07(+0.15 +1.04%)

全体相場が下落する中、アメリカン航空<AAL>は上昇している。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株損益の赤字は予想以上に膨らんだ。ネットワーク全体に渡る重大な天候不順の影響を受けたと述べている。

ただ、投資家はガイダンスに安心感を覚えた模様。第2四半期の1株利益の見通しが予想を上回ったほか、通期の1株利益の見通しも予想を上回った。競合他社が国内便の運航を控える中で、高止まりする燃料費を克服し、国内の旅行需要を取り込むことで利益をあげようとしている。

今回のガイダンスは、国内線と国際線に近い路線に重点を置くという戦略転換が功を奏する可能性を示唆している。テキサスやフロリダといった州への人口移動により、サンベルト地帯のハブ空港が恩恵を受けると見ているようだ。また、地域の航空機ネットワークにより、航空会社の進出が少ない小規模都市にも広くサービスを提供できると考えている。

(1-3月・第1四半期)

・1株損益(調整後):-0.34ドル(予想:-0.29ドル)

・売上高:125.7億ドル(予想:125.9億ドル)

旅客収入:114.6億ドル(予想:114.7億ドル)

・有効座席マイル:705億(予想:700億)

・有償旅客マイル:575億(予想:566億)

・有償搭乗率:81.5%(予想:80.8%)

(4-6月・第2四半期)

・1株利益:1.15~1.45ドル(予想:1.16ドル)

・営業利益率(調整後):9.5~11.5%

・有効座席マイル当たり売上高:-1~-3%

・輸送能力:約7~9%増

(通期見通し)

・1株利益:2.25~3.25ドル(予想:2.32ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.