マイクロン、米政府が最大136億ドルの支援で暫定合意=米国株個別
(NY時間13:35)(日本時間02:35)
マイクロン<MU> 112.79(+1.01 +0.90%)
半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が小幅高。本日はIT・ハイテク株も売りが強まっているものの、半導体の一角には買いが優勢となる中、同社株も上昇している。米政府が同社に61億ドルの補助金および最大75億ドルの融資を提供し、同社の国内工場建設を支援することで暫定合意した。
同社は約1250億ドルを投じて、ニューヨーク州に4カ所、アイダホ州に1カ所の工場を建設する計画をこれまでに明らかにしている。先週提出された文書によれば、バージニア州でのプロジェクト向けにも資金支援を別途申請している。
2022年に成立した半導体投資法に基づく資金支援を同社が受け取るのはまだ先となる。この日発表された暫定合意を受け、同社はデューデリジェンスに入り、その後建設や生産のベンチマークに応じて資金を受け取ることになる。
本社があるアイダホ州ボイシに建設中の工場は資金援助を受け、26年に生産開始、ニューヨーク州シラキュースの2工場は28、29年にそれぞれ生産を開始する見通し。同社はさらに暫定合意には含まれていない施設2カ所をニューヨーク州に建設する計画。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース