スナップが時間外で大幅高　売上高見通しが予想上回る　広告事業改革が結果を示し始める＝米国株個別

（NY時間17:55）（日本時間06:55）時間外

スナップ<SNAP>　14.08（+2.68　+23.51%）

スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が時間外で大幅高。引け後に１－３月期決算（第４四半期）を発表し、売上高は予想を上回ったものの、１株利益は予想を下回った。ただ、株価はポジティブな反応を強めている。第２四半期のガイダンスを好感しており、予想を上回る売上高見通しを示した。広告事業改革が結果を示し始めていることが示唆された。

同社は過去２年間、人員を削減し、売上やユーザー数増加に繋がらないプロジェクトを廃止するなど、会社の形を変えてきた。同時に広告事業も再構築し、アプリ上で広告のターゲティングと測定を行う新しい方法を導入し、ダイレクト・レスポンスサービスも新規に追加した。これらの変更は当初は足を引っ張ったが、最新の結果はこの変更が結果を出し始めていることを示唆している。

（１－３月・第１四半期）

・1株利益（調整後）：0.03ドル（予想：0.05ドル）

・売上高：11.9億ドル（予想：11.2億ドル）

北米：7.43億ドル（予想：7.07億ドル）

欧州：1.96億ドル（予想：1.80億ドル）

・EBITDA（調整後）：4570万ドル（予想：-6760万ドル）

・FCF:0.38億ドル（予想：1.06億ドル）

・１日アクティブユーザー数（DAU）：4.22億人（予想：4.20億人）

・契約者１人当たり平均収入（ARPU）：2.83ドル（予想：2.66ドル）

（４－６月期・第２四半期見通し）

・売上高：12.3～12.6億ドル（予想：12.1億ドル）

・EBITDA（調整後）：1500～4500万ドル（予想：1.06億ドル）

・１日アクティブユーザー数（DAU）：約4.31億人（予想：4.29億人）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース