明星工業に投資資金攻勢、24年3月期営業2ケタ増益予想で過去最高、配当も大幅増額でサプライズ
明星工業<1976>が大幅反発、前日の下げで75日移動平均線を下抜けたが、きょうはマドを開け再び上回ってきた。熱絶縁工事で優位性を発揮する建設工事会社で、LNG工事では国内トップクラスの実績がある。受注高、完成工事ともに好調な伸びを示しており、25日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の550億円から600億円(前の期比7%増)と減収見通しから一転して増収となり、営業利益も66億円から80億円(同17%増)と大幅増額し、こちらも減益見通しから一転2ケタ増益見通しへと変わった。営業利益は19年3月期以来5期ぶりの過去最高利益更新となる。好業績を背景に株主還元も強化、24年3月期の年間配当は従来計画から19円増額となる55円(前の期実績36円)と大きく上乗せする。配当利回りは前日終値換算で4.6%と高い。好業績と配当の大幅上方修正がポジティブサプライズとなり、投資資金の攻勢につながった。