西松建は年初来高値更新、24年3月期業績・配当予想を上方修正
西松建設<1820>が急伸、約2カ月ぶりに年初来高値を更新した。午後2時ごろ、24年3月期連結業績予想について売上高を3875億円から4016億円(前の期比18.2%増)へ、営業利益を165億円から188億円(同49.0%増)へ上方修正すると発表。期末配当予想も93円から140円に増額しており、これらを手掛かりに買われている。
国内建築工事が想定以上に進捗したことが業績を押し上げる。また、国内土木工事での設計変更の獲得による完成工事総利益の上振れや、不動産事業等総利益の上振れも寄与する見通し。中間配当とあわせ、年間配当額は220円(前の期221円)となる見込みだ。
あわせて、7月1日付で1380万株(発行済み株数の24.82%)の大規模な自社株消却を行うことを明らかにした。