株価指数先物【引け後】 日銀会合通過後はリバランス中心の動き(訂正)

市況
2024年4月26日 18時53分

大阪6月限

日経225先物 37900 +290 (+0.75%)

TOPIX先物 2689.5 +27.0 (+1.01%)

日経225先物(6月限)は前日比290円高の3万7900円で取引を終了。寄り付きは3万7850円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万7665円)を上回り、買い先行で始まった。直後に付けた3万7880円を高値に軟化し、前場中盤にかけて一時3万7570円と下落に転じる場面も見られた。ただし、日銀の金融政策決定会合の結果待ちのなか、前場終盤にかけてはショートカバーが優勢となり、寄り付き水準まで買い戻された。

午後に日銀会合の結果が判明し、金融政策の現状維持が決まったことから、アク抜け的な動きも入り、現物の後場寄り付き時には一時3万8120円まで買われる場面も見られた。ただし、取引終了後に行われる日銀の植田和男総裁の会見内容を見極めたいほか、大型連休前であることで持ち高調整の動きとなり、3万7870円~3万8100円辺りでの保ち合いを継続。

本日は米国の時間外取引で、マイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOG>が決算評価から買われるなか、ロング優勢で始まった。ただし、国内では信越化学工業 <4063> [東証P]が決算を受けて売りが先行したほか、ディスコ <6146> [東証P]は決算評価から買いが先行したものの、その後は下落に転じており、慎重姿勢に向かわせた。また、日銀の金融会合の結果待ちのなか、ポジションを傾ける動きは限られていた。

日経225先物は一時3万8120円まで買われ、上値抵抗線として意識されていた75日移動平均線のほか、ボリンジャーバンドの-1σを上回る場面も見られた。ただし、同水準から上放れる動きとはならず、同水準が引き続き抵抗線として意識されそうだ。もっとも、大型連休に入るほか、主要企業の決算発表が本格化していること、来週には米連邦公開市場(FOMC)を控えているため、積極的なトレードは限られていた。そのため、目先的には-1σと-2σとのレンジを脱していないため、まずは-1σ突破待ちになりそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.09倍に低下した。一時14.17倍まで上昇し、14.77倍辺りに位置する200日移動平均線を捉える場面も見られた。ただし、日銀会合通過後のリバランスの動きにより、相対的にTOPIX型優位の動きとなった。

手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万1979枚、ソシエテジェネラル証券が1万5637枚、サスケハナ・ホンコンが5671枚、SBI証券が3281枚、バークレイズ証券が2873枚、JPモルガン証券が1838枚、日産証券が1653枚、ゴールドマン証券が1451枚、野村証券が1389枚、楽天証券が1327枚だった。

TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万8593枚、ソシエテジェネラル証券が1万5173枚、バークレイズ証券が5525枚、JPモルガン証券が4567枚、モルガンMUFG証券が4176枚、ゴールドマン証券が2868枚、ビーオブエー証券が2425枚、サスケハナ・ホンコンが1840枚、野村証券が1799枚、大和証券が911枚だった。

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