アマゾン、プライム会員への当日または翌日配達の割合を増やしていると発表 株価は横ばい=米国株個別
(NY時間09:51)(日本時間22:51)
アマゾン<AMZN> 179.63(+0.01 +0.00%)
アマゾン<AMZN>は先ほど、プライム会員への当日または翌日配達の注文割合を増やしていると発表した。1-3月期に米上位60都市圏でプライムを通して注文された荷物の60%近くが当日もしくは翌日に届いたという。2023年第2四半期の約50%から上昇。
プライム会員は年間139ドルで、迅速な配送やビデオストリーミングなどの特典を受けることができる。競争が激化する中で同社は、即日配達と翌日配達を標準にしたいと述べており、今後数年以内に米国内の即日配達施設の数を倍増させる計画だという。
同社はすでに全米に55カ所以上の即日配送施設を立ち上げており、主に大都市圏に集中している。アマゾンの典型的な倉庫はサッカー場26個分の広さがあるのに対し、これらの施設はおよそ10万平方フィートで、各都市での売れ筋商品をより少量ずつ保管している。
同社のライバルであるウォルマート<WMT>やターゲット<TGT>は配送を強化している。ウォルマートは最短30分で買い物客に商品を届けることができるとし、ターゲットは3月に35ドル以上の注文を最短1時間で即日配達する新しいプログラムを開始した。
同社は明日第1四半期決算を発表するが、投資家にとって注目すべきトピックとなりそうだ。市場は2桁の増収を達成し、利益は前年比で2倍以上になると予想している。コスト削減努力、クラウド・コンピューティング需要、フルフィルメントの高速化が増益を牽引していると見ている。
同社株は小幅高。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース