ソーファイが決算受け大幅安 第2四半期の見通しに失望感=米国株個別

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2024年4月30日 0時46分

(NY時間11:43)(日本時間00:43)

ソーファイ<SOFI> 7.06(-0.82 -10.36%)

学生ローンなどフィンテックのソーファイ・テクノロジーズ<SOFI>が大幅安。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益の黒字が続いているほか、経常収益も予想を上回った。EBITDA、メンバーシップも予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。予想を下回る第2四半期の見通しを示したことが失望感に繋がっている。

ノトCEOはインタビューで「長期化すればするほど、様々な企業でストレスが生じる」と述べた。また、ラポイントCFOは「信用損失の割合が消費者の返済サイクルの後半よりもむしろ早期に発生している」と述べている。

それでも同社は、金利が長期に渡って高止まりする可能性があることや、従来の融資業務よりも金融サービスとテクノロジー・プラットフォームにより重点を置いていることから、通期のガイダンスは上方修正している。ノトCEOは「貸出以外の事業が貸出事業と同規模になる変曲点を迎えている」とコメントした。

同社はここ数年、銀行の認可を取得し、高額な学生ローンの借り換え事業への依存から脱却することで、他の消費者向け金融テクノロジー企業とは異なるポジションを確立してきた。同社は昨年、パンデミック時期の学生ローン返済猶予を巡ってバイデン政権を提訴している。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益:0.02ドル(予想:0.01ドル)

・経常収益:5.81億ドル(予想:5.58億ドル)

・EBITDA(調整後):1.44億ドル(予想:1.22億ドル)

・メンバーシップ:813万人(予想:802万人)

(4-6月・第2四半期)

・経常収益:5.55~5.65億ドル(予想:5.90億ドル)

・EBITDA(調整後):1.15~1.25億ドル(予想:1.36億ドル)

(通期見通し)

・経常収益:23.9~24.3億ドル(予想:23.8億ドル)

・EBITDA(調整後):5.90~6.00億ドル(従来:5.80~5.90億ドル)(予想:5.86億ドル)

【企業概要】

借入れ・貯蓄・支出・投資の為の会員向け金融サービスをワンストップで提供する。スピード・品揃え・コンテンツ・利便性を備えた、学生ローンや住宅ローンなどを含む包括的な金融商品を扱う他、モバイルアプリやウェブサイト上で、会員のその日の金融生活で何が起こっているかをパーソナライズして示す。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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