ソシオネクスは朝安後に切り返す、今期減収減益見通しも
ソシオネクスト<6526>は朝安後に切り返す。前週末26日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比9.6%減の2000億円、営業利益を同24.0%減の270億円と発表。前期から一転減収減益としたものの配当予想は実質増配を見込んだほか、足もとの円安による業績上振れ期待もあり、売り一巡後は買い戻しの動きが強まった。
前期に増加したデータセンター・ネットワーク向け売り上げの反動減を見込む。配当予想は50円(前期は株式分割考慮ベースで48円)。想定為替レートは1ドル=130円とした。
同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比14.8%増の2212億4600万円、営業利益が同63.6%増の355億1000万円。期中の平均為替レートは144円60銭で、前の期比9円10銭の円安だった。円安が業績に与えた影響について、前の期比で売上高が117億円、営業利益が25億円増加したという。