日精線が3日ぶり大幅反発、今期最終増益・実質増配予想が株価刺激
日本精線<5659>が3日ぶりに大幅反発した。前週末26日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表とともに、25年3月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は28億円と、計画に対し上振れして着地した前期の水準から8.0%の増益を見込む。年間配当予想は46円と、1対5の株式分割を考慮したベースで4円の実質増配を計画する。更に、今後3カ年の中期経営計画では収益を拡大させる戦略とともに、連結配当性向を50%程度(従来の目標は40%程度)とする目標を示しており、株価を刺激する材料となったようだ。
25年3月期の売上高は前期比0.6%増の450億円を見込む。原価低減や価格改定の効果が利益を下支えする要因となる。中期経営計画では27年3月期に売上高500億円、経常利益を52億円(25年3月期見通しは40億円)に伸ばす方針を示している。