FPGが大幅反発、上期営業利益39%増と自社株買いを好感
FPG<7148>が大幅高で3日ぶりに反発し年初来高値を更新している。前週末26日の取引終了後に発表した第2四半期累計(23年10月~24年3月)連結決算が、売上高506億9600万円(前年同期比56.7%増)、営業利益156億9000万円(同38.5%増)、純利益115億2100万円(同52.8%増)と大幅増収増益となったことが好感されている。
積極的な販売を推進した結果、リースファンド事業で過去最高の出資金販売額となったほか、投資家の旺盛な需要が継続したことで国内不動産ファンド事業でも不動産商品販売額が上期として過去最高額を大幅に更新した。また、海外不動産ファンド事業も前年同期に記録した上期として過去最高の出資金販売額を更新し業績拡大に貢献した。
なお、24年9月期通期業績予想は、売上高782億円(前期比9.9%増)、営業利益208億円(同13.9%増)、純利益150億円(同20.3%増)の3月22日に発表した修正値を据え置いている。
同時に、上限を100万株(発行済み株数の1.17%)、または20億円とする自社株買いと、5月10日付で自社株367万株(発行済み株数の4.12%)の消却を発表しており、好材料視されている。自社株の取得期間は5月1日から10月31日までで、株主還元の充実と資本効率の向上を図ることが狙いとしている。