3Mが決算受け上昇 減配の方針表明も投資家は好感=米国株個別

材料
2024年4月30日 22時37分

(NY時間09:35)(日本時間22:35)

3M<MMM> 95.60(+3.44 +3.73%)

3M<MMM>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、通期の1株利益の見通しは予想を下回った。発表直後は時間外で売りが先行したものの、直ぐに切り返し、上げ幅を拡大する動きが出ている。

同社は配当について、ヘルスケア部門の分離独立を受けて、フリーキャッシュフロー(FCF)の約40%を支払う計画であることを表明した。従来と比較すれば減配となる。同社は新時代を迎えるにあたり、60年以上に渡る毎年の増配に終止符を打つ方針。ヘルスケア部門は同社のFCFの約30%を占めていた。

ただ、減配表明にもかかわらず、スリム化した同社が不安定な財務状況に対処しつつあることを示唆する決算を投資家は好感している模様。

なお、本日で最後となるローマンCEOは声明で「既存事業が成長を取り戻し、予想を上回る2桁の増益を達成した。ソルベンタムのスピンオフを完了させ、2つの大きな法的和解を成立させた」と述べた。明日からブラウン新CEOが就任する。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):2.39ドル(予想:2.03ドル)

・売上高:80.0億ドル(予想:76.5億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):6.80~7.30ドル(予想:8.38ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.