NXPが決算受け上昇 予想上回る1株利益の見通し示す=米国株個別
(NY時間09:51)(日本時間22:51)
NXP<NXPI> 259.91(+12.78 +5.17%)
オランダの半導体のNXPセミコンダクターズ<NXPI>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益が予想を上回った。営業利益率も予想を上回っている。第2四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益の見通しを示した。
アナリストからは「第1四半期および第2四半期の予測は底打ちの気配を示す内容ではあったが、在庫水準が悪化しており、同社の最終市場はまちまちなことが示された」との指摘が出ている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):3.24ドル(予想:3.18ドル)
・売上高:31.3億ドル(予想:31.3億ドル)
自動車:18.0億ドル(予想:18.0億ドル)
産業&IoT:5.74億ドル(予想:5.82億ドル)
モバイル:3.49億ドル(予想:3.43億ドル)
通信インフラ・その他:3.99億ドル(予想:3.99億ドル)
・粗利益率(調整後):58.2%(予想:58.0%)
・営業利益率(調整後):34.5%(予想:33.8%)
・在庫:21.0億ドル(予想:18.9億ドル)
・FCF(調整後):6.27億ドル(予想:8.12億ドル)
(4-6月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):3.00~3.41ドル(予想:3.12ドル)
・売上高:30.3~32.3億ドル(予想:31.1億ドル)
・粗利益率(調整後):58~59%(予想:58.1%)
・営業利益率(調整後):33.1~35.0%(予想:33.2%)
【企業概要】
移動体通信、消費者電子製品、セキュリティ・アプリケーション、自動車内の娯楽機器、ネットワーキング用の半導体とソフトウェアを設計し、自動車、識別、ワイヤレス通信インフラ、照明、携帯機器、コンピュータ・アプリケーション用の製品を提供する半導体メーカー。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース