F5が決算受け下落 ガイダンスに失望=米国株個別
(NY時間10:07)(日本時間23:07)
F5<FFIV> 164.29(-17.84 -9.80%)
アプリケーションのデリバリーコントローラの開発を手掛けるF5<FFIV>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。
ただ、株価は冴えない反応を示している。第3四半期および通期のガイダンスに失望している模様。第3四半期は予想を下回る1株利益および売上高の見通しを示したほか、通期についても減収の見通しを示した。
アナリストからは「同業他社の勢いを考えると、今回の業績と第3四半期の見通しが示す売上回復は圧迫される可能性がある。ソフトウェアとシステムの売上はほぼ予想通りで、顧客企業がデータセンターの大幅な増設や近代化を行う準備がまだ整っていないことを示唆している」との指摘が出ていた。
(1-3月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.91ドル(予想:2.87ドル)
・売上高:6.81億ドル(予想:6.85億ドル)
サービス:3.81億ドル(予想:3.81億ドル)
製品:3.00億ドル(予想:3.04億ドル)
(4-6月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.89~3.01ドル(予想:3.07ドル)
・売上高:6.75~6.95億ドル(予想:6.94億ドル)
(通期見通し)
・1株利益:7~9%増(従来:6~8%増)
・売上高:-2~0%増
【企業概要】
米国・欧州・中東等の企業・政府機関等向けに、Webサイトへの外部からのアクセスを複数のサーバーへ負荷分散する機能を持つアプリケーションデリバリーコントローラの開発・販売を行う。また、クラウドサービス等も提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース