ウォルマート、ヘルスセンターの増設計画を白紙に戻す=米国株個別
(NY時間11:50)(日本時間00:50)
ウォルマート<WMT> 59.35(-0.89 -1.48%)
ウォルマート<WMT>は低コストで医療サービスを提供するヘルスセンターについて、コスト増大と払い戻し手続きに伴う問題を理由に増設計画を白紙に戻した。ブルームバーグが伝えた。
きょうの発表によると、同社は5州で開設済みの51のヘルスセンターを閉鎖し、オンライン診療事業も停止するという。ヘルスセンターは同社の大型店舗に隣接し、一般医療から歯科診療、精神医療に至る幅広いサービスを顧客に提供できるよう設計されていた。
同社は2019年にこの取り組みを開始し、昨年の時点では全米に75施設余りを2024年内にオープンする計画を明らかにしていた。この事業への投資額やこの事業から得られた収益について、同社は開示を控えている。
閉鎖の具体的な日程は明らかにされていない。今回の戦略転換によって何人の雇用が失われるかについて、同社は明言を避けたが、一部の従業員が他の部門で就労を継続することを期待していると述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース