GEヘルスケアが決算受け大幅安 通期ガイダンス達成には、下期の受注回復が必要=米国株個別
(NY時間15:16)(日本時間04:16)
GEヘルスケア<GEHC> 77.37(-11.57 -13.01%)
GEのヘルスケア部門が分離独立したGEヘルスケア・テクノロジーズ<GEHC>が大幅安。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。通期ガイダンスは従来の見通しを維持している。
同社のアルドゥイニCEOは「年後半への事業成長の偏重が予想されるが、これは前回のコメントと同様で、今年度のガイダンスを達成できる見込みだ」と述べた。
アナリストからは「2024年の通期ガイダンスの達成には、下期に受注が回復する必要がある。MRI、PET、CATスキャン装置を含む製品売上は3%減でコンセンサス予想から約5%外れた。出荷受注比率は第4四半期の1.05倍から1.03倍に低下し、予想の1.05倍を下回っている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.90ドル(予想:0.91ドル)
・売上高:46.5億ドル(予想:48.0億ドル)
・EBIT(調整後):6.81億ドル(予想:6.97億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.20~4.35ドルを維持(予想:4.30ドル)
・既存事業売上高:約4%増を維持
・EBIT(調整後)マージン:15.6~15.9%を維持
【企業概要】
医療従事者や研究者向けに、スクリーニング・診断・治療・モニタリングなど一連の患者ケアに対応する医療機器とサービスを提供する。CT・MR・分子イメージング・画像誘導治療等の画像ソリューション、超音波診断装置、患者ケアソリューション、造影剤や放射線医薬品を含む医薬品診断薬等を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース