JR西日本が大幅続伸、上限2000万株の自社株買いと実質増配計画を好感
JR西日本<9021>が大幅続伸している。4月30日の取引終了後、取得総数2000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.1%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。また、前期の配当を22円増額したうえで、今期の年間配当は実質増配の計画を示しており、株主還元姿勢を好感した買いが集まったようだ。
自社株の取得期間は5月1日から9月20日。25年3月期の年間配当予想は72円とした。株式分割を考慮したベースで24年3月期の年間配当は71円で、実質増配となる。同時に公表した今期の業績予想では、売上高が前期比5.1%増の1兆7180億円、最終利益が同1.3%増の1000億円となる見通しを示している。