三井物が上場来高値を連日で更新、上限2000億円の自社株買いと株式2分割を発表
三井物産<8031>が上場来高値を連日で更新。後場に上げ幅を拡大している。1日正午、24年3月期の連結決算発表にあわせ、株式分割と自社株買いの実施を発表した。加えて、25年3月期は実質増配とする計画も示しており、好感されたようだ。同社は6月30日を基準日として7月1日付で1株を2株に分割する。自社株買いは取得総数4000万株(株式分割後ベースで8000万株)、取得総額2000億円を上限とする。取得期間は5月2日から9月20日まで。発行済み株式数に対する取得上限株数の割合は2.64%となる。取得した全株式は10月1日に消却する予定。25年3月期の年間配当予想は、株式分割後ベースで100円とした。24年3月期は同ベースで85円となり、今期は実質増配を予定する。25年3月期の最終利益は前期比15.4%減の9000億円を見込む。