CVSヘルスが決算受け大幅安 メディケア保険事業の持続的な圧力で見通し下方修正=米国株個別
(NY時間10:51)(日本時間23:51)
CVSヘルス<CVS> 54.39(-13.33 -19.68%)
ドラックストアや医療保険管理などを手掛ける総合ヘルスケア大手のCVSヘルス<CVS>が大幅安。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。通期についてもメディケア保険事業の持続的な圧力を理由に見通しを下方修正した。医療費が増加している。
アナリストは「ガイダンスの引き下げ幅とMLR(医療損害率)の前年比の上昇幅は予想よりも悪いと考えている」と述べた。特にメディケア・アドバンテージの利用動向についての説明が注目されるとも語った。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.31ドル(予想:1.69ドル)
・既存店売上高:+5.3%(予想:+3.9%)
・売上高:884.4億ドル(予想:893.3億ドル)
医療給付:322.4億ドル(予想:304.9億ドル)
医療サービス:402.9億ドル(予想:406.4億ドル)
薬局:204.6億ドル(予想:238.6億ドル)
・営業利益(調整後):29.6億ドル(予想:35.8億ドル)
(通期見通し)
・1株利益:7.00ドル以上(従来:8.30ドル以上)(予想:8.29ドル)
・売上高:3690億ドル以上(従来:3713億ドル以上)(予想:3710億ドル以上)
・営業キャッシュフロー:105億ドル以上(従来:120億ドル以上)(予想:121億ドル)
【企業概要】
米国において、地域密着、デジタルチャネル、および医師・薬剤師・看護師を通じて、健康向上のためのソリューションを提供する。慢性疾患の管理、服薬の遵守、便利な方法での手頃な価格の健康・ウェルネスサービスの利用、価値ベースの支払いプログラム等を、必要とされる場所・タイミングで提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース