FOMCとパウエル会見を受けて株高・ドル安 警戒したほどタカ派でない印象
パウエルFRB議長の会見が続いているが、FOMCとパウエル会見を受けて市場は株高・ドル安の反応が強まっている。ダウ平均は一時500ドル超上昇する場面が見られ、ドル円は157円ちょうど付近まで下落している。
警戒したほどタカ派でない印象となったようだ。特にパウエル議長の会見では、年内のインフレ低下の可能性に言及したほか、「利下げの道と、利下げをしない道がある」と利上げの可能性は否定していた。
これらを受けて短期金融市場では、年内1回もしくは2回の利下げの可能性を温存。パウエル議長の会見前は2回の可能性はかなり低かったが、会見後は40%程度に上昇させている。年内に0.35%ポイントの利下げを織り込む動き。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース