クアルコムが決算受け時間外で上昇=米国株個別

材料
2024年5月2日 6時32分

(NY時間17:32)(日本時間06:32)時間外

クアルコム<QCOM> 169.85(+5.74 +3.50%)

携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が時間外で上昇。引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第3四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る見通しを示している。2年間の低迷を経て携帯端末の需要が増加していることを示唆した。特に中国が明るい話題だったという。同社の携帯分野での最大の市場である中国の携帯電話メーカーへの売上は上半期に40%急増した。

同社は、長期的にパソコンや自動車、その他の市場に参入することで、携帯用チップへの依存度を下げようとしている。しかし、依然として携帯電話、特に中国での需要に大きく依存している状況ではある。IoT部門は、ウェブに接続された家電製品向けの電子機器を製造しているが、過剰在庫に苦しんでいる。一方、自動車向けは好調だった。

(1-3月・第2四半期)

・1株利益(調整後):2.44ドル(予想:2.32ドル)

・売上高:93.9億ドル(予想:93.2億ドル)

QCT:80.3億ドル(予想:80.1億ドル)

携帯:61.8億ドル(予想:61.6億ドル)

QTL:13.2億ドル(予想:13.1億ドル)

オートモーティブ:6.03億ドル(予想:5.84億ドル)

IoT:12.4億ドル(予想:12.5億ドル)

・営業利益:31.8億ドル(予想:30.9億ドル)

(4-6月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):2.15~2.35ドル(予想:2.16ドル)

・売上高:88~96億ドル(予想:90.8億ドル)

QCT:75~81億ドル(予想:77.6億ドル)

QTL:12~14億ドル(予想:12.7億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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