イーベイが決算受け時間外で下落 第2四半期の見通しが予想下回る=米国株個別
(NY時間17:42)(日本時間06:42)時間外
イーベイ<EBAY> 49.60(-1.46 -2.86%)
eコマースのイーベイ<EBAY>が時間外で下落。引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。総取扱額(GMV)も予想を上回っている。ただ、予想を下回る第2四半期の見通しを示したことが嫌気されている。競争激化のeコマース市場で存在感を失い続けているのではないかという懸念を強める結果となった。
同社は近年、アマゾン<AMZN>やウォルマート<WMT>に米国での市場シェアを大きく奪われているが、激戦のeコマース部門で頭角を現すため、自動車部品、高級品、再生家電に注力してきた。この戦略は一定の成果を上げており、これらのカテゴリーはここ数四半期、全体よりも急速な成長を遂げている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.25ドル(予想:1.21ドル)
・売上高:25.6億ドル(予想:25.3億ドル)
・総取扱額(GMV):186.2億ドル(予想:183.6億ドル)
・アクティブ・バイヤー:1.32億人(予想:1.31億人)
・FCF:4.72億ドル(予想:4.00億ドル)
(4-6月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.10~1.15ドル(予想:1.14ドル)
・売上高:24.9~25.4億ドル(予想:25.6億ドル)
(通期見通し)
・FCF:20億ドル以下
・20億ドル超の自社株買いを目標
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース