東京株式(前引け)=反発、朝安後に押し目買いで切り返す

市況
2024年5月2日 11時50分

2日前引けの日経平均株価は前営業日比25円66銭高の3万8299円71銭と小幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は7億244万株、売買代金概算は2兆888億円。値上がり銘柄数は593、対して値下がり銘柄数は982、変わらずは76銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、朝方は為替の急速な円高などを受けリスクオフの地合いだったが、その後は円安方向に押し戻されたことで過度な不安心理が後退し、日経平均も下げ渋る展開となった。前場取引終盤に一段と押し目買いの動きが活発化し下げ幅を縮小、前引け時点では小幅ながら上昇に転じている。半導体主力株の一角で買いが優勢となり全体相場を牽引、商社株や不動産株などにも買われる銘柄が多く市場センチメント改善につながった。ただ、前引け時点で値下がり銘柄数が約6割を占めており、値上がり銘柄数を上回っている。

個別ではレーザーテック<6920>が断トツの売買代金をこなし続伸、三菱商事<8058>、三井物産<8031>など商社株も買われた。TOWA<6315>が物色人気となったほか、東京電力ホールディングス<9501>も堅調。AOKIホールディングス<8214>が急騰、日本マイクロニクス<6871>も値を飛ばした。半面、イビデン<4062>が大幅安、三井E&S<7003>が売られ、ファーストリテイリング<9983>も冴えない。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも軟調。KeePer技研<6036>が急落、住友ファーマ<4506>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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